2007-01-01から1年間の記事一覧

一本柳道中双六 喬太郎勉強会@「劇」小劇場

チケットを譲っていただいた。まず柳家小きち「家見舞」(噺家さんにもよるのだろうけど、尾籠な落語ネタは何となく苦手)、喬太郎「猫久」、仲入りのあとに、柳家さん弥「臆病源兵衛」、喬太郎「心眼」。「心眼」を初めて聞いた。喬太郎の表現と、噺の構造…

読んだものメモ 大西巨人「地獄篇三部作」(面白い!大西巨人の文章はとても癖になる) バージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」(出だしの1行から最後まで、引き込まれるように読む。リニューアルの集英社文庫版。訳者あとがきでの、間接話法を日本語にどう訳…

「牡丹燈篭」&「怪談せむし男」@シネマヴェーラ

仕事の後にシネマヴェーラ。中川信夫の「牡丹燈篭」はテレビ東京の「日本怪談劇場」の1本。新三郎が田村亮、伴蔵が戸浦六宏。下駄の音はここでも恐ろしげに響いていた。「怪談せむし男」は西村晃につきるのだけど、「館」の存在感もなかなかだった。玄関ホー…

柳家喬太郎・三遊亭白鳥二人会@イイノホール

開演時間が18時半と早いので間に合わず、開口一番のトークを聞き逃して残念。一席めのマクラの途中から聞く。学校寄席の話など長いマクラの後にすっきりと「午後の保健室」、それから白鳥「サーカス小象」、仲入りあって、白鳥「アジアそば」、喬太郎「ハワ…

[映画]「首」@シネマヴェーラ

1968年東宝。森谷司郎監督(→フィルモグラフィーには「八甲田山」「聖職の碑」「日本沈没」「赤頭巾ちゃんに気をつけて」などあった)。正木ひろし弁護士も、「首なし事件」も知らなかったのだけど、親に聞いたら「ああ、正木ひろし」という反応だった。簡便…

[見る]イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展@神奈川県立近代美術館

連休中にでかけたいと思っていたので、早起きして葉山まで。幸い天気も良くなって最高のおでかけ日和。湘南新宿ラインって偉大だ。逗子がこんなに近いとは思わなかった。逗子というと「逗子物語」や日陰茶屋のイメージ(→少し陰惨?)なのだけど、海辺の町は…

読んだものメモ アリス・マンロー「イラクサ」(表題作と「恋占い」が好き) 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」(もっとオソロシイ本かと思っていた。便座上げとけって言ってんだろ!ってキレるところが印象に。自分はむしろ下げとけよ!だけどね) 古川日出…

[見る]白鶴寄席@ニッポン放送イマジンスタジオ

声をかけていただき出掛ける。白鳥「シンデレラ伝説」〜たい平「不動坊火焔」〜談春「禁酒番屋」。白鳥がとても面白い。高田文夫をまじえた最後のトークも腹を抱えて笑った。楽しいものを見せていただいてありがとうございました。帰りには試飲会もあって、…

今日の昼はお弁当を休みにして野菜ラーメンを食べる。嵩山堂はし本の出店がでていて、うさぎのメモカードとたね銭入れというのを購入。ねずみの表情がよし。お金増やしてね。 仕事帰りに「イニシエーション・ラブ」の文庫版買う。コーマック・マッカシーの新…

[見る]柳家喬太郎横浜勉強会@にぎわい座

平日19時ににぎわい座は難しい。しかし何とか間に合うのは湘南新宿ラインのおかげ。小走りで急いだのに、前座の喬四郎の話は40分近く続いた...このキャラはどうなのだろうか。喬太郎は2席。「蒟蒻問答」と「かぜうどん」。とても面白くて、脂ののった秋刀魚…

[見る]SWA@新宿安田生命ホール

連休中のお楽しみ。「たかし」という男の子の11歳から還暦までを落語で、という趣向とのこと。白鳥「恋するヘビ女」〜昇太「夫婦に乾杯」〜彦一「臼親父」〜喬太郎「明日に架ける橋」という たかしサーガは「明日の朝焼け」というタイトル。面白かった。ラス…

[ザッキ]

お墓参りに行く。9月下旬とは思えない暑さの中でのお墓掃除。一夏越した後は雑草抜きとかが大変。普段いくら暑くても、あまり温暖化とか異常気象とかチーム-2℃とか考えなかったけれど、今日はさすがに気になった。こんなに暑い秋の彼岸は異常だ!エコバック…

[読む]

映画の後にINAXの本屋へ。建築なんかの専門書ばかりかと思って入ったことがなかったのだけど、着物の本とかデザイン系の生活書っぽいものまでゆるやかで素敵なセレクトだった。今和次郎全集が揃っていて、迷った末に「考現学」の巻を買う。わーい。少しずつ…

[飲み喰い]

平日の昼時に京橋という滅多ない機会なので、レストランサカキに行ってみる。店構えからちょっと敷居の高い気がしていたのでドキドキしたが、とてもざっくばらんとした接客。やや迷ってポークカツにする。サクッとしていてお肉も柔らかく美味しかった。が、…

[映画]「宵待草」@フィルムセンター

午後を代休にして京橋へ。令嬢を誘拐する場面で人力車と自動車が併走するところ、自転車に乗った令嬢を馬で追いかけるところ、荒野で映画撮ってるところに行きあうところ(「傾向映画はもう古いのだよ」とか何とか言う監督が江角英明!)がよかった。それか…

気になったニュース フランスで移民の家族呼び寄せにDNAテストを検討 ジョスパンが新刊書でロワイヤルめたくそ批判 暴走族の集会禁止は憲法で定める集会の自由に抵触せず。集会ってこういう集会もあったね!

池袋の伝統的工芸品センターへ行く。2割引中なので、わっぱを買おうかという目論見。形やサイズが微妙にあわず、わっぱは見送って、りんご柄手ぬぐいハンカチと天童将棋駒の根付を買う。 結城紬とか、芭蕉布の鼻緒とか、花織とか素敵だった。あと、東京で織…

文楽@国立劇場

「菅原伝授手習鑑」。吉田玉男さん一周忌追善公演とのこと。たっぷりの昼ごはんの後で「加茂堤の段」と「筆法伝授の段」の記憶がおぼろげ。「東天紅の段」で宿弥太郎が立田を殺して立ち去ろうとした時に金縛りにあって、死骸を流した池の上には火の玉。細か…

[ザッキ]

銀座に行ったのはトラヤ帽子店に用事があったから。ここでは山野楽器のような妄想は入らず、「2007年における銀座の老舗」という感触のみ。ご進物ってえほどのものじゃねえですケド。 帰りがけにAux BacchanalesでLeffとポテトフライ山盛り。泰明小学校の真…

[音楽]Perfume「ポリリズム」

リサイクルのCMでずっと気になっていたところ最近の話題っぷりで詳細が判明したので購入。ジャケットの写真がいい。カップリングの"Seventh Heaven"もとても気に入って、早速i-Podに注入してパワープレイ中。グループ名がポリリズムかと思ってたのだけど、Pe…

[見る]立川談志独演会@亀有リリオホール

初めての談志。少し遅れてしまって、でも前座さんがでるんだろうと思っていたら、談志がしゃべっていて焦る。声はやや聞き取りにくいものの、表情や仕種などかっこいいなあ。色々な話をしてから「死神」。最後は、蝋燭に火を灯すのに成功したところを死神が…

[映画]「狂気の海」@映画美学校

「ラザロ」のトークショウの時に改憲が、とか憲法9条が、とかいう話があったのでなんの映画なんだろうかと。そして「狂気の海」って?答えはここに。2時間くらいの大作を見たような。霊的国防についてもよく分かったし、呪殺というのは核兵器よりも恐いです…

[読む]

メモがわりに。貸していただいた本多く、感謝。 ロス・マクドナルド「運命」→薄ら寒くも悲しい話。リュウ・アーチャーのキャラが若干バカボイルドになっているのは翻訳の違い? 連城三紀彦「敗北への凱旋」→驚いた!大がかり!「私という名の変奏曲」→確かに…

[映画]「愛欲の罠(朝日のようにさわやかに)」@一角座

最終日ぎりぎりに見に行く。ニュープリント。荒戸源次郎が殺し屋の役で、絵沢萌子がその情婦。新宿伊勢丹あたりの風景。原宿と渋谷のあいだにある山手線から見えるヘンなお城みたいな建物(昔からあるんだ!)で絵沢萌子が撃たれて東京体育館の石垣のところ…

シネマヴェーラの次のプログラム!!「首」をやるよ!!タイムリー!! http://www.cinemavera.com/schedule.html

[見る]柳家喬太郎独演会@三鷹芸術文化センター星のホール

星のホールってどこ?とおびえていたら、かなり前に牛腸茂雄の展覧会を見に来たところだった。前半が三遊亭歌すみ「元犬」、喬太郎「死神」後半が柳亭左龍「青菜」で最後に「ハワイの雪」。「死神」聞けて嬉しく、最後が恐い。すごい恐い話だな。後半の喬太…

はん亭

夕方から根津に行ってはん亭で夕ごはん食べた。ひと通りに3本追加して、お茶漬け(岩のりたっぷりで風味よし)とデザート。串はどれもひと工夫あって美味しかった。いくらでも入りそうで危険な感じ。合間に出てくる一品で、桃のジェレみたいのが美味しかった…

青森 青森県立美術館

朝は早めに起きて朝ごはん。和洋バイキングでよい。8時からは千人風呂の女性専用時間。薄い光が入る朝のお風呂もまたよい感じ。チェックアウトまでゆっくりしてお名残惜しくお宿を後に。また来るよ、酸ヶ湯… バス待ちのあいだ、10日くらい滞在しているという…

青森 奥入瀬渓流〜酸ヶ湯温泉

7時ごろ起きて、朝湯。朝ごはん食べてからまた朝湯。蔦温泉のお湯にできるだけ浸りたい…が、10時過ぎにはチェックアウトしてバスを待つ。また来るよ、蔦温泉。 今日は適当に奥入瀬を散策しようと、バスでとりあえず雲井の滝まで行って、渓流沿いに歩く。マイ…

青森 蔦温泉

小学生並みの夏休みも終わりに近づき(時々働いてはいる)、2泊3日で青森へ。JRの北東北デスティネーションに乗ったわけではなく。新幹線3時間ちょい+特急つがるで1時間、青森に着いたら昼時なので駅の食堂でホタテラーメンを食べてから港をチラッと見てバ…