2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

[見る]白談春@サザンシアター

白談春は今回で一応のピリオド、だそうで、白談春が想定しているだろう客としてはとても残念。前座噺という「狸の鯉」、「禁酒番屋」と「景清」。落語家さんが、どういうネタを通していかに学んでいくのか、というような内容の話が面白かった。「景清」は不…

[映画]「少年、機関車に乗る」@シネマヴェーラ

夜は渋谷で「少年、機関車に乗る」を見る。タジキスタン出身のフティヤル・フドイナザーロフが26歳(!)で撮った初長編。ファルーと”デブちん”アマザットの兄弟が、機関車に乗って父親に会いに出かける話。子ども+移動=素晴らしかった。デブちん、ものす…

[映画]キム・ギヨン「高麗葬」suivi de 「キム・ギヨンについて知っている二・三の事柄」@東京国際映画祭

"幻のアジア映画を発掘・上映する特集"ディスカバー亜州電映第1回だそうだ。ごく最近に復元されたフィルムとのこと(途中の欠落部分は字幕で補完されていた)。「下女」を見た時のインパクトと背筋の凍る思い、とはまた違った種類の衝撃。とにかく見終わって…

[ザッキ]

展覧会の後、江戸遊に行ったら改装で長期休業。でもフロモードなのでお茶の水で降りて、まつやでビールとごまそばで腹ごしらえしてから江戸遊神田店。帰りがけに近江屋でアップルパイといちじくロールを買い、帰宅。いちじくロール美味しかった。

[見る]夏目漱石展@江戸東京博物館

土曜日働いた代休。行こうと思っていた漱石展のため両国にでかける。平日ならば、と思ったのだけれど結構混んでいた。原稿やらメモ類やら、じっくり見たいものが多いのでどうしても展示室内は渋滞しがち…原稿や蔵書はもちろん、日記とかメモとか手帳などを見…

[ザッキ]Tardi

TardiのBD本2冊がフランスから来る。"Jeux pour mourir"と"Tueur de cafards"。アリガトウ。 TardiはFolioのセリーヌの表紙や同じくセリーヌの挿絵本で知って以来好きなBD作家で、Adele Blanc-SecのシリーズとNestor Burmaのシリーズが好き(Burmaは作画が別…

[映画]「忠次旅日記」@東京国際映画祭

前日が休日出勤で夜は飲み、チケットを取っていたのをすっかり忘れていた。朝起きて、気づいたときには開場30分前くらい、あわてて支度して飛び出た。が、佐久間良子のトークやら弁士をやるという歌舞伎役者の日本舞踊やら、ナゾの余興があったので、もっと…

[映画]「悪魔とダニエル・ジョンストン」

DVDで見る。ダニエル・ジョンストンってキャスパーの歌の人なんだ!でも自分がどこでキャスパーの歌を聴いたのかは思い出せない。冒頭の、「僕はダニエル・ジョンストンの亡霊」というジョンストン自身の映像がとても印象的。ブライアン・ウィルソンにしろ彼…

落語ついでに、下北のドラマで漫画本を売る。魚喃キリコ「キャンディーの色は赤」やら「ソラニン」やら最近買ってあんまりだったものも売り払い、しめて2000円ほど。安いのか、まあまあなのか分からない。

一本柳道中双六 喬太郎勉強会@「劇」小劇場

チケットを譲っていただいた。まず柳家小きち「家見舞」(噺家さんにもよるのだろうけど、尾籠な落語ネタは何となく苦手)、喬太郎「猫久」、仲入りのあとに、柳家さん弥「臆病源兵衛」、喬太郎「心眼」。「心眼」を初めて聞いた。喬太郎の表現と、噺の構造…

読んだものメモ 大西巨人「地獄篇三部作」(面白い!大西巨人の文章はとても癖になる) バージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」(出だしの1行から最後まで、引き込まれるように読む。リニューアルの集英社文庫版。訳者あとがきでの、間接話法を日本語にどう訳…

「牡丹燈篭」&「怪談せむし男」@シネマヴェーラ

仕事の後にシネマヴェーラ。中川信夫の「牡丹燈篭」はテレビ東京の「日本怪談劇場」の1本。新三郎が田村亮、伴蔵が戸浦六宏。下駄の音はここでも恐ろしげに響いていた。「怪談せむし男」は西村晃につきるのだけど、「館」の存在感もなかなかだった。玄関ホー…

柳家喬太郎・三遊亭白鳥二人会@イイノホール

開演時間が18時半と早いので間に合わず、開口一番のトークを聞き逃して残念。一席めのマクラの途中から聞く。学校寄席の話など長いマクラの後にすっきりと「午後の保健室」、それから白鳥「サーカス小象」、仲入りあって、白鳥「アジアそば」、喬太郎「ハワ…

[映画]「首」@シネマヴェーラ

1968年東宝。森谷司郎監督(→フィルモグラフィーには「八甲田山」「聖職の碑」「日本沈没」「赤頭巾ちゃんに気をつけて」などあった)。正木ひろし弁護士も、「首なし事件」も知らなかったのだけど、親に聞いたら「ああ、正木ひろし」という反応だった。簡便…

[見る]イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展@神奈川県立近代美術館

連休中にでかけたいと思っていたので、早起きして葉山まで。幸い天気も良くなって最高のおでかけ日和。湘南新宿ラインって偉大だ。逗子がこんなに近いとは思わなかった。逗子というと「逗子物語」や日陰茶屋のイメージ(→少し陰惨?)なのだけど、海辺の町は…

読んだものメモ アリス・マンロー「イラクサ」(表題作と「恋占い」が好き) 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」(もっとオソロシイ本かと思っていた。便座上げとけって言ってんだろ!ってキレるところが印象に。自分はむしろ下げとけよ!だけどね) 古川日出…