[映画]「宵待草」@フィルムセンター

photogramme2007-09-21

午後を代休にして京橋へ。令嬢を誘拐する場面で人力車と自動車が併走するところ、自転車に乗った令嬢を馬で追いかけるところ、荒野で映画撮ってるところに行きあうところ(「傾向映画はもう古いのだよ」とか何とか言う監督が江角英明!)がよかった。それから殿山泰司がいいなあ。気球まで出てきて驚いたし思わずにやりとするようなユーモラスなところも沢山あったけど、暗い洞窟のシーンと、荒波のたつ海辺の掘立て小屋で抱き合うところの、ざらりとした感じがいい。神代の映画では音とか音楽の入り方にいつも驚かされて、凄いなあと思うのだけど、細野晴臣の音楽はあまりあっていないように思った。夏八木勲の名前が上映中にずっと思い出せず、富豪刑事のお祖父様だけど、とずっと気になって困った。