[見る]イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展@神奈川県立近代美術館

photogramme2007-10-07

連休中にでかけたいと思っていたので、早起きして葉山まで。幸い天気も良くなって最高のおでかけ日和。湘南新宿ラインって偉大だ。逗子がこんなに近いとは思わなかった。逗子というと「逗子物語」や日陰茶屋のイメージ(→少し陰惨?)なのだけど、海辺の町は明るくて素敵だった。バスが海のそばを走っているときには、マルセイユの海沿いのバス道をちょっと思い出した。昼前には美術館に着いて、とりあえず腹ごしらえをしようということで併設のレストランでハンバーガーと葉山ビール。ちょうどテラス席が空いていて良かった。風もなく、日差しもそれほどきつくなかったので最高の気分。
展覧会は充実の内容だった。social characterとしての絵本というのは、1930年代のロシア絵本展から繋がってとても興味深い。どんな体制でも時代でもそういう側面はあるだろうなあと。少しでもロシア語を読むことができればと残念。それを特に感じたのは「ぬりえ」のセクション。バックに書かれた言葉が読めればいいのに!様々なコンテクストを別にしても、単純にカバコフの絵はとても可愛らしくて、レイアウトやデザインもとても素敵だと思った。展示は大幅に入れ替わるようなのでもう一度来ようかな。
図録と絵はがき(買い占めたくなる…)を購入してから、海辺におりてしばし散歩。
帰りは鎌倉に寄って、豊島屋で鳩三郎を買ったり(嬉しい!ケータイにつけよう)、拭うを見つけて、花柳章太郎の湯島の梅手ぬぐいを買ったり。八幡宮は奥まで行かずに頭だけ下げて、Uターン。小寿ずというおそば屋さんでだし巻きなどで熱燗一合とせいろそば。美味しくて、接客も丁寧で良いお店だった。お土産にわらび餅を買って帰宅。休日の鎌倉は大変な人出。イワタコーヒーの入口にはホットケーキ売り切れ、とあった。
夜にわらび餅を食べる。つるっとしてもちもちで美味。