[映画]キム・ギヨン「高麗葬」suivi de 「キム・ギヨンについて知っている二・三の事柄」@東京国際映画祭

"幻のアジア映画を発掘・上映する特集"ディスカバー亜州電映第1回だそうだ。ごく最近に復元されたフィルムとのこと(途中の欠落部分は字幕で補完されていた)。「下女」を見た時のインパクトと背筋の凍る思い、とはまた違った種類の衝撃。とにかく見終わって呆然&疲れた。最初に現代の放送スタジオで人口調節に関する公開録音をしている様子が映るけど、そこが一番恐いかも。背負子とか見ると、どうしても「楢山節考」を思い出すなあ。万国共通なのか。
上映後のトーク四方田犬彦さんと石坂健治さん)で神話とかガルシア=マルケスへの言及があり、何となく理解の一助となった。
併映は、韓国若手監督たちがキム・ギヨンについて語るドキュメンタリー。挿入されるキム・ギヨン作品の断片が、強烈に「見たい!」と思わせる。
会場が六本木のTOHOシネマズだった。シネコン初体験。