安藤昇のわが逃亡とSEXの記録@阿佐ヶ谷ラピュタ

photogramme2007-04-07

不勉強で安藤昇という人のことを知らず、何となく全共闘とか極左の人の話かと思って見始めたのですが、愚連隊あがりのヤクザで映画俳優に転身した人なのですね。とにかく安藤昇ご本人が半端ない格好よさで(目つきがスゲー)、左頬の傷もホントならば、挿入されるニュース映像もあいまってフィクションの枠組みが揺らぐ…なんてものではなく、あくまでも「映画」だ!と思うところに興奮。最後の「天皇陛下になった気分だぜ」というところも「映画」という枠組みのなかでの必然性のようなものを感じてシビレました。簡便にネット検索したところでは、奉天に行ったりしていた少年時代から感化院→予科練に志願→人間魚雷待機で終戦→愚連隊から安藤組を興して→横井英樹(!)襲撃で32日間逃亡の末逮捕→俳優・作家になる、ということらしいですが、下北沢・渋谷が根城だったそうで。とても気になるプロフィールだ…大宅荘一の「男の顔は履歴書」っつーのもこの人なのですか?夕ご飯の時に両親に「安藤昇って有名?」と聞いたら、有名と即答されました。ついでに父親に何の映画見たんだ、と言われた挙句、東映のポルノかと突っ込まれ、とぼけておきました。