[映画]「北の橋」

photogramme2008-01-24

DVDで見る。ずーっと前のリヴェット特集で見たはずなのに、最後の空手のところしか記憶がない…Jeu de l'oieに見立てられたパリというところにガツーンとやられた面白さ。caseをめぐるように移動して、最後は殺風景な北の橋へ。好きな傾向のミステリーを読んでいる時の幸福感もあり。パスカル・オジェ(「裁かるるジャンヌ」のルネ・ファルコネッティに似ているなーといつも思う)の声がロリータっぽいかわいらしさだったのにも驚く。ピエール・クレマンティは登場するだけでとても不穏な空気があって、最初のセーターにsacoche持ってる格好から、帽子をかぶり、後半ではグレーの細身スーツに帽子という格好で、これはもう大変なことになる!と思ったらそのとおりだった。
パスカル・オジェって幾つで亡くなったの?と思い検索したら、死んだときにRenaudが書いたPetite conneという歌があるそうだ。あとデリダスティグレールの本に"Ghost dance"での彼女の映像に関する一節があるそうで、メモメモ。
ピエール・クレマンティとビュル・オジェを見たら、最終日に「夜顔」にすべりこまなくてはと思い出す。