[見る]白談春@サザンシアター

最初にDr.ハルの特別講義というので白衣着て解説。廓噺2本で嬉しいな。最初は「文違い」で休憩挟んで「紺屋高尾」。前者は暗いところを、ということで、少しずつ視点がずれていって、だます者が」だまされて、ひとつの話がウソになり、なんというか落語の話の構造ってすごいなーと思う。それをひとりの噺家が情景を変え、人物を変え、話していくんだから凄い芸だなあと単純に思いました。最後はラングの映画でもの凄ーく暗くてこの後どうなるんだよおいってとこで、いきなりハリウッド調の明るい結末っぽく無理やりオチがつくような感じ。あとはやっぱり文っつーとこがあれだよね。「手紙」っつうのは「物語」の重要なファクターだよね。エピストレールすね。文字で書かれて人から人へ渡るから物語がはじまるんですよね。Madame de ...なりね。ドゥミばりの人物邂逅だしな。「紺屋高尾」は聞けてよかった!帰りはベルグで飲んでいい気分で帰宅。帰ってからアイラーを聴く。Spiritual UnityとLove Cry。それが気分でございます。